アメリカでエビデンス付きの「残酷すぎる成功法則」が大好評、大ヒットして2017年末に日本でも出版されています。
特殊な成功例をあたかも普遍な成功法則みたいにしているものが多いなか、エビデンス(証拠)付のものだけを取り上げた本、その姿勢が高く評価されているようです。著者はブロガーで以前から高く評価されていたものを書籍化したものです。
早速買って読んだのですが、面白かった、解りやすかった。
日本にもエビデンスブロガーがいた!
で、なんと、日本にも凄いブロガーが居て同じようにブログ全体がエビデンス付きの記事で構成されていて、なんとこちらも書籍化されている。
一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書 という書籍、ダイエット関係なんですがそれだけではなく精神的なもの暮らし方・生き方全般を科学的に見直してくれるものです。
ブログが元になっていますのでネット上でも同様なものを読むことができます。
(本のように系統だててまとめられていないので、ほしい記事を探り当てるのはちょっとというかかなり大変)
そのブログサイトがこちら
★パレオな男:アラフォー男がアンチエイジングについて考えるブログです。
何を書いているブログなのか、とても興味深い記事がありますので紹介します。
「ダメな性格は変えられるのか?」
これをエビデンス付きで解説しています。このページ
★人間の行動ってどこまで性格で決まるの?「ダメな性格は変えられるのか?#1」
ハーバードのブライアン・リトル先生、ウォルター・ミシェル先生、ウェイクフォレスト大学から出たレビュー論文、その他をエビデンスとして見事に展開しています。
- 想定しておき、自分のすべき行動を決めておく
- 想定していなかった状況になった場合はメタ認知的質問でダメな性格の悪影響を薄める
- ダメな性格が発動しそうな環境は避ける
などとしてなんと
「それって性格改善ではなく「その場しのぎ」じゃないのか?」を導きます。
そうなのです、そのページはその「なんでもないその場しのぎ」を導いて終了。そんなことでいいのか?というところまでで区切ったのです。その先は、別のブログ記事に続きます。
★「正しいその場しのぎ」で自分の性格は変えられる!「ダメな性格は変えられるのか?#2」
もちろんここでもイリノイ大学のレビュー論文、ジョブクラフティングの技法、などが紹介されています。
そして
- if-thenプランニングをする。
- これをやる上で大事なのは「淡々と続ける」ってところです。
- 正しい「その場しのぎ」(小さな勝利)を積み重ねていく方法を考えたほうが賢明
とまとめています、これだけだと何のことやらわからないと思いますので是非お読みください。
とにかく素晴らしいお話です。
凄い人たちもみんな私たちと同じような気持ちに出くわして悩んでいるのです。
彼等はきわめて人間的な、人間の弱さを見つめてそれを乗り越える方法を理解した、それだけみたいです。
ですから凄い努力はしていません。そんなことしたらくたびれますから。
「いじいじぐずぐずした心でも乗り越えられる方法」で越えていったのです。
「その場しのぎ」に感じる気軽さが大事ですね。
そういう現実的なお話がこのブログ・書籍の特徴です。
書籍はこれ、まとめられていて解りやすいです。
カスタマーレビューも極めて高得点★4.4(27人)