井上陽水の初期の不思議な歌に「帰郷」があります。
完全に井上陽水の世界です。誰もまねできません。
イラストは「イラスト工房ユニ」のフリー素材です。
その中に不思議な歌詞が有るのです。
季節はずれなのは ホトトギス
誰が笑ってるも 知らぬまま
咽に血吐見せて 狂い鳴く
あわれ あわれ 山のホトトギス
もうすぐだね 君の家まで
陽水の歌詞、意味不明です。
あとで解る事なのですが、ただ単に私に学と教養が無いだけなのですが。
まあ、とりあえず聞いてください。
陽水ならこの方
敬愛する井上陽水 cover sound 「帰郷(危篤電報を受け取って)」
なんか悲しい歌なのですが、どこか澄み切った救いの歌のように聞こえます。
で、ホトトギスなんですがWikipedia先生によると下記
俳句雑誌。1897年(明治30年)に正岡子規の友人である柳原極堂が創刊した。夏目漱石が小説『吾輩は猫である』、『坊っちゃん』を発表したことでも知られる。
で、正岡 子規は結核で咽から血を吐いていた。その有様が咽の赤いホトトギスのようだ。というところから血を吐くホトトギスが浮かび上がって来たようです。
が、
事はここでは終わりません。
その先が有るようなのです。
教えて!gooに
「鳴いて血を吐くホトトギス?」 この言葉、もともとの出典は何でしょうか?そしてどんな意味でしょうか?
という質問が有り答えが書いてありました。
こういうページなので中身は書きません。
が、
中国大陸は蜀の国、農耕と恋人とホトトギスが出てくるので
陽水の歌はこの故事に沿ったもののような気がします。
この歌の歌詞はこちらをどうぞ
井上陽水の世界は深いですね。
死は日常、全ての死は一時の悲しみ。
ただし、思い切り悲しんだ上での。
どうせ全ての人がそこに行くんだし。