総合病院は緊急入院から病状が落ち着いてきたら、リハビリ病院に転院になります。
同じ市内の丘の上にあるリハビリ病院に転院することになりました。
1、発病
2、入院・治療
3、バランス機能
4、肩がうまく動かない
5、リハビリ
6、転院
7、リハビリ
8、自宅療養
9、仕事復帰
10、肩の治療
11、自動車運転
12、年々良くなるのが解る
13、MRI定期検査打ち切り
14、気持ち・心の復帰
6、転院
脳出血を起こして今の病院に救急車で運ばれて入院してから約1か月だったでしょうか。
8月末だったか、9月上旬だったか夏も終わりです。
車で送ってもらい、杖を突いていたかどうか歩いて入院です。
弟と母親に送ってもらったような記憶。
リハビリ病院は随分のんびりした雰囲気。
そして前にもましてとにかく老人が多い事。
脳溢血で半身不随になった方も多く、車椅子段階の人も多い。
老人に多い病気ですので当然そうなりますが、若い人が居ないとけっこう落ち込みます。
みんなはならない病気になったんだなあ、と、あらためて感じます。
ここでは最初から病室のある階は移動自由だったと思います。
四角く閉じたの廊下なのでちょくちょく1周歩いたような記憶、ベッドに居るのも退屈でしたし。
食事は食堂でとりますが、左右のどちらかが不随の人や様々な人が居て、座る位置はその病状に合わせて決められています。
私は大きな障害は無いので奥まった行きにくい席だったような記憶。
食事がそれでも楽しみでしたね。
ほとんどの人が会話もせず黙々と食べます。
夕方6時になるとその地域の夕方のメロディーが窓を通して流れてきました。
「七つの子」だったような記憶。ちょっと物悲しい旋律。
で、食堂でそれを歌うおばあさんがいたなあ。
毎回一生懸命に歌うんですよ、何か良い思い出と結びついた歌なんだろうなと思って聞いていました。
様々な人が居ます。
ここは郊外の広い丘の上にある病院で市街地も遠くに見える位置にあり景色も良く、自然に恵まれた場所です。
ここにこのような病院があることは聞いた事はありませんでした。
ある意味世間から隔離されたような場所でこれからリハビリしてゆくわけですが
この時点でも病気の行く先は全く見えませんでした。
つづく